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シリーズ第6回 『いのち』
赤ちゃんとお母さんの命を守ろう!2015年までの約束
~国連ミレニアム開発目標(MDGs)の8つ~

“いのち”のおもさに違いはありますか?
“いのち”について考えてみませんか?

11月8日(土)

第6回目となりました、ソーシャル・パワー・セッション=SPS!
今回のテーマは「いのち」、そしてHRインスティテュートが
今、支援していきたい「マダガスカル」です!

日本から、バンコク経由でも18時間、パリ経由だと23時間もかかる
アフリカ大陸の横の島、「マダガスカルとはなんぞや?」で集まった方から、
実際にマダガスカルの産院で働いたことがある方、SPSの常連の方と
参加者様の状況は様々。

そんな皆様にまーしからアイスブレイク&質問です。
「マダガスカルの通貨の単位は何?」
その時出されたクイズは写真をクリックして大きくしたら見えます。
さて、あなたも解いてみてくださいね!

マダガスカル入門クイズ

HRIビジョンツアーでも最長12日もマダガスカルに行っていたまーしの、
熱のこもったマダガスカルレポートが続きます!

詳細は、当社のマダガスカルページをご参照ください。

 

そして第二部は、マダガスカルにてカンガルーケアを推進されている
日本人医師 永井周子さんにご登場いただきました。

まず最初に自己紹介に加えて自分は何gで生まれました」と全員が言い、
自分の周りの人の出生体重をこんなにもたくさん聞くという人生で
最初で最後かもしれない経験をしました。

参加者23人のうち、多い出生体重層は2500~3000gでした。
3500gなら「大きい!」、1700gなら「小さい!」ということを、
まず私たちが「新生児の平均体重」基準を得て肌感覚で理解します。

カンガルーケアとは
「生まれたばかりの赤ちゃんをお母さんの胸に直接肌と肌を触れ合わせて
縦向きの抱っこを続けるケア」

1970年代後半に赤ちゃんの死亡率を減らそうとコロンビアのボゴタで
始まったケアですが、途上国だけでなく、日本や欧米などの先進国でも
母乳育児の促進や母子の良好な関係づくりに効果があると注目されているケアです。

実際どんな状態かは見ないとわからないですよね?
ということで、
今日は参加者の国友ことくにさんが、体験です!
素肌と素肌にぴったりと~ふんふんこんな感じ~と、永井先生のなすがままに。

カンガルーケアの様子 カンガルーケアの様子 カンガルーケアの様子

 

国友効果でしょうか・・・「将来カンガルーケアをしてみたい!」と
男性からアンケート記載がちらほら・・・。素晴らしいモデルですよ、くにさん!

永井先生は簡単に出来ることで確実に、乳幼児の死亡率を下げることが出来ないかを、
科学的に(疫学という学問に基づいて)証明されようとしています。
マダガスカルでは予定日よりも早くに小さく生まれてくる子供、
月満ちて生まれても母体の栄養不足などもあり、小さく生まれてくる
子供が少なくありません。
そんな子供たちに保温効果としての人肌、母乳に近く抱っこされていることで
子供自身がちょっと動くだけで授乳がしやすい状況、そして母親の皮膚からの
免疫力の高まりが有効であれば、死亡率は減るに違いないと、
日本とマダガスカルを往復して研究・指導されているのです。

<参加者さまからの感想>
カンガルーケアについてよく知ることができました。
さらにマダガスカルの現状を通して、世界的な取り組み、現状の問題、
これからの方向性を知り、深く共感することができました(大野さま)

カンガルーケアというものを全く知らなかったので、勉強になりました。
お金をかけて大がかりな設備を設けずとも、母子を守る手だてがあることを知り、
貧しい国々でもっと広がっていければ良いなぁと感じました。
豊富な資料に基づいて、大変わかりやすく説明していただけました。

そして永井先生の活動は、
国連のミレニアム宣言(MDGs)第四目標「乳幼児死亡率の削減」ともかかわってきます。

国連のミレニアム宣言(MDGs)第四目標「乳幼児死亡率の削減」
1990年と比較して5歳未満児の死亡率を2015年までに3分の1に削減させる

永井周子さんからの提案で、一人一つ、国名を挙げていきます。
その国を選んだ理由はなんでもいいのです。参加者同士でかぶることもありましたが、
25の国名が出たところで、今までのSPSでは配布したことがない資料の登場です。

今回は永井様のご希望で表1:基本統計、表2:保健指標、表8:女性指標を準備しました。

自分がいま、選んだ国の5歳未満死亡率の1990年と2004年を比べます。

たとえば日本では1000人の子供が生まれた場合、5歳になる前になくなる子供は、
1990年6人、2004人で4人の子供が命を落としています。

では、マダガスカルはどうでしょう? 1990年は1000出生のうちに
5歳になる前になくなるのは168人で、2004人になっても123人!

マダガスカルは世界で35番目に子供の生存に関する指標が悪い国なのです。

数字からわかる現実、世界というものを再認識いたしました。

永井周子さん

<参加者さまからの感想>
MDGsという国際レベルの大きな話から、カンガルーケアという
自分でも実践できる身近な話まで、レベル感の違うお話をつながりを持って聞くことができ、
とても面白い話でした。
子供ができたらカンガルーケア、ぜひやってみたいです!(近藤さま)

そしてグループセッションではまーしが問いかけます。
「マダガスカルの子どもと日本の子供。命の重さに違いはあるか?」

会場に一抹の驚きの空気が走りました。
そして次の瞬間、全員が真剣に、
深く「いのち」について向き合って考えました。

答えはないです。
けれど、「自分なりの答え」を考え、選び、
私たちは手をあげます。

違いはないと考えた人、違うと考えた人で
お互いの意見を語り合います。

そして、重さに違いがある、と考えたグループ、
残り3グループで
違いはないと考えた人たちがグループとなって、
それぞれ理由を箇条書きにホワイトボードに書き出していきます・・・

<参加者さまからの感想>
非常に重いテーマで自分の考えていることがなかなか出てきませんでした。
ただ、強制的(?)にでも与えられないと考えないと思うので、
良い機会となりました(A/Iさま)

いのちという大きな問いに向かい合う、きっかけをいただきました。
ありがとうございました!(かおちゃん)

命というテーマの下での今日の時間、有意義でした。ありがとうございました。
ディスカッションの場を頂き、(抽象的かつ重い難しい題でしたが)、
考えられるほどに混乱…。日々、考えないことに向かいました。
永井先生は、実際の場で常に考え生きておられると感じました。
小さなことからきっかけをつくり、少しずつ、さまざまな問題に
取り組む意識をしていきたいです。(匿名希望さま)

このグループディスカッションは非常に興味深く、
「命に重さに違いはない」とした
チームの一つが最後には「命の重さに違いはある」
に変わったりもしました。

<参加者さまからの感想>
参加するまではどんなことをするのか、とても不安でしたが、
いろんな方とお話しすることが出来て、普段体験できないことが出来て
とても良かったです(K/Oさま)

集合写真

人としてのまさに命題を投げかけても、
真正面から向き合ってくださる皆様のご参加で
SPSは成り立っております。
ありがとうございます!

次回は2月21日(土)。HRインスティテュートメンバーからは
私たちの海外支援の始まりの地「ベトナム」について
お伝えできれば、と思っております。

「つながり」で是非、お会いしましょう!

 

(クイズ答え:1、A)アリアリ 2、A)1960万人 3、B)アイアイ
 4、C)時の止まった赤ん坊 5、C)フランス語)

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