Vol.196 お客様の現場から
〜イノベーション・ヒストリー プログラム〜

2015/1/9


HRインスティテュート ビジョンマガジン ご意見・お問合せはこちら

HRI ★ ビジョンマガジン [196号] ★
~イノベーション・ヒストリー プログラム~

モアちゃん
 


あけましておめでとうございます。ビジョマガ編集長です。
今年もビジョンマガジンをどうぞよろしくお願いいたします。
2015年、第1弾は根反&狩野コンビによる、イノベーションがテーマの
ビジョンマガジンです。読み応えたっぷりです。ぜひ最後までお楽しみください。

本 編 目 次
1.お客様の現場から
~各コンサルタントがお客様とのプロジェクトの一部をご紹介いたします。
2.コンサルタントの視点
~各コンサルタントの専門分野におけるナレッジをご紹介いたします。
3.1分間思考力クイズ
~休憩時間に少し考えてみませんか。

お客様の現場から~イノベーションヒストリー・プログラムのご紹介~

(執筆)根反勝政
「企業の寿命30年説」。

企業が繁栄を謳歌できる期間は30年。
このサイクルを乗り越えることができなければ寿命が尽きる、という説です。
100年の歴史を超える企業はこのサイクルを少なくとも3回は
乗り越えていることになります。
そして、世界で100年以上の歴史を持つ企業の80%は日本企業なのです。

『経営学』(日経BP社刊)は、ヤマト運輸の元社長である
小倉昌男氏が記した経営の書です。
「儲からない」といわれた個人宅配「宅急便」の市場を切り開き、時代の変化に合わせて
イノベーションを仕掛け続けたことが示されています。

小倉氏の歴史観、世界観、経営哲学が伺われます。

 ・その時々の時代背景において、
  小倉氏が経営者として感じたこと、問題意識
 ・時代に合わせて提供する事業価値を進化させ続けた
  ビジネスモデルイノベーションの先見性
 ・時代の変化に関わらず、ヤマトとして大切にし続けた
  普遍的な価値観、使命感

そうだ!これらの要素を束ねてプログラムにしよう!と、生まれたのが、
「自社のイノベーションヒストリーを紐解いて、
 未来へのイノベーションを仕掛ける!」プログラムです。
少なくとも30年に一度は大きなイノベーションを展開しているのです。
その時々の経営者は
「その時代をどのように読み解いたのか?」
「なぜ、そのような経営の意思決定を行ったのか?」
「その意思決定がなかったらわが社はどうなっていたのか?」
「もし、自分が経営者であったとして、どのような意思決定をするのか?」

過去から現在、さらに未来へ向けて、
「マクロ環境におけるパラダイムシフト、業界のパラダイムシフトを想定して、
どのようなイノベーションを仕掛けるのか?」を議論し、
自らの歴史観、世界観、経営哲学を磨くプログラムです。

ご興味のある方は、シニアコンサルタント 根反までご連絡お待ちしております。

https://www.hri-japan.co.jp/consultant/katsumasa_nesori

コンサルタントの視点~シリアル・イノベーター~

(執筆)狩野 尚史
皆さんはシリアル・イノベーターという言葉を聞いたことがあるだろうか。

今年、日本でも「シリアル・イノベーター 「非シリコンバレー型」イノベーションの流儀 」
アビー・グリフィン、レイモンド・L・プライス、ブルース・A・ボジャック (著),
市川文子、田村大[監訳] 東方雅美[訳] (翻訳)
という書籍が発売されたので、耳にしたことがある方も多いかもしれない。

まだお読みになっていない方にはおすすめの一冊である。

この書籍は日本企業内において、とりわけ伝統的日本企業において
イノベーションに果敢に挑戦するも中々成功事例が出て来ないことへの
脱却方法を提示している。

そもそも大きなヒエラルキーの中で専門的細分化された組織形態において、
変革を阻害するチカラは大きく可能性は高いが、
それを促進することは極めて難しいとしている。

しかしそんな組織形態の中でも
連続的にイノベーションを起こす人財がいることも事実である。
そんな人財をこの書籍は「シリアル・イノベーター」と名付けている。
では、どうすれば「シリアル・イノベーター」が生み出されるのか。
著者たちは、まずイノベーションを2つに分けで説明している。

(1) 既存の製品を改善する「段階的イノベーション」
(2) 革新的な製品を生み出す「ブレークスルー・イノベーション」
その上で(1)の「段階的イノベーション」には、これまでの製品開発によく知られた
「ステージ・ゲート型」が向いているとし、
一方で「ブレークスルー・イノベーション」には向かないと説明している。

要は、既に生み出された製品の改善に向いた製品開発プロセスを
多くの企業は採用しており、そのプロセス自体を変革しなければ、
ブレークスルーは起きにくいということだろう。

ブレークスルー型の製品開発は砂時計型だと説いている(詳細は書籍を参照)が、
詰まるところ、イノベーションの曖昧な初期段階を多数発生させることが極めて重要であり、
課題発見・把握・開発評価をイノベーター自身が顧客に没頭し、
顧客になりきって課題を詰めるプロセスをいかに創りだすかである。

そのうえで、組織としても、
(1) 「製品開発(遂行)」と「市場での普及」を直線的なステップとして捉えるのではなく、
行ったり来たりする反復プロセスとして捉える

(2) この反復プロセスにシリアル・イノベーター自身が深く関与する

そうすることで、コンセプト創造からマーケットインまでをぶつ切りにすることなく、
一気通貫で顧客価値創造から提供までをイノベーターが担うことが出来るという思考だ。
私もこれまで多くの企業戦略のお手伝いをしてきたが、このシリアル・イノベーターの
考え方に多く同意している。
自ら市場に出向き、顧客に対峙し、自らビジネスや製品のコンセプトを確立して、
ビジョン&戦略、そして自らが実行するまでのプロセスコンサルティングである。

かつての創業者たち、現在の伝統的日本企業の礎を創ってきた人も
皆シリアル・イノベーターだったのかもしれない。
それがいつの間にか、かつて生み出された革新的なビジネスや
商品・サービスの維持と改善が仕事になっていた。

変革することが必要ならば、
改めてこのシリアル・イノベーターの意識と行動が重要だと感じる。
その企業らしい「ビジネス」「商品」を創る「人」を創る。
今後もHRIメソッドのワークアウトを通じて、イノベーター育成をお手伝いしていきたい。

チーフコンサルタント 狩野 尚史
https://www.hri-japan.co.jp/consultant/naoshi_kanou

1分間思考力クイズ

■考えてみよう!

食品スーパーでは、『1つ買ったら、もう1つ無料』というセールが
よく行われています。
マヨネーズやソースなどは、2つも必要ないと考えられますが、
なぜこのような販売方法を取っているのでしょうか。
これには、食品メーカの思惑が含まれているのを御存知ですか。

解答:冷蔵庫をいっぱいにするため。
『その食品といったら、このブランド』という価値観を、
お客様に植えつけるためにとっている商法です。
お客様の中でのマインドシェアを高めることで、
永続的にそのブランドを選んでいただけるようにするためです。 

韓国では、この1buy1の商法は小売店では当たり前になっております。
1つの値段で同じ商品が2つ手に入るのは常識!ないと逆に
サービスが悪い店という印象です。



編集後記
編集後記

最後までお読みいただきありがとうございました。

今年も、各コンサルタントの活動、HRI全体の活動を
このビジョマガを通じてお送りさせていただきます。

本人へのご質問、ご要望、感想、どしどしお待ちしておりますー!!

編集長:HRI石田

モアちゃん
皆様からのご意見・ご感想・叱咤激励など
常時お待ちしております!
visionmagazine@hri-usa.com
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「この人に読ませたい!」という方が周りにいらっしゃいましたら、転送していただいて構いません。
その後に、購読の登録をお勧めしてあげてくだされば感激です。

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