シェアリンク活動 デフサッカー イベントレポート
2025/10/13
日頃より弊社活動に温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。このたび、シェアリンクの活動として、人材(教育・雇用)分科会では、デフサッカー体験のイベントを実施しました。本イベントの目的は、コミュニケーションで相手の真意を理解することが難しいと感じる人が多い中で、相手への関心や理解を深め、日頃からできるコミュニケーションの工夫を考えることです。東京 2025 デフリンピックの競技であるデフサッカーについて、デフサッカー選手の仲井さんや、プロコーチである渡辺さんを招待して、体験しました。
シェアリンクとは
弊社は 1993 年の設立以来、シェアリングの精神を大切にしております。シェアリングとは、「私たちがいま得ているものを社会にシェア・還元するマインド・行動」であり、弊社の“らしさ”である HRI ウェイとして掲げております。このシェアリングの一環として、弊社では 2007 年 6 月からビジョンハウス俱楽部(以下、VHC)を立ち上げ、「自分のため、人のため、人々のためのソーシャル活動を実践し続ける輪を創る」活動として始動しました。
2024 年 10 月より、VHC を次のフェーズの活動として展開すべく、「シェアリンク(Share Link)」に改名しリニューアルいたしました。新名称には、シェアし合うことでつながっていく(Link する)ことへの想いを込めています。今回、シェアリンクの第二弾の活動として、デフサッカーを開催しました。
参考リンク:新たなソーシャル活動【シェアリンク】のご案内
当日の活動内容(デフサッカー)

1.当日の開催概要
■ 目的:相手への関心や理解を深め、日ごろからできるコミュニケーションの工夫を考える
■ 日時:2025 年 10 月 13 日(月・祝) 10:00-12:00
■ 場所:八重洲スクールシェア(ヤエススクールシェア)
■ 内容:イヤーマフした状態でのコミュニケーション / デフサッカーの体験
■ 参加者:合計 26 名
■ 開催者:HR インスティテュート
2.当日の活動内容
オープニング
本活動の目的確認後に、グループに分かれて出されたお題をジェスチャーだけで他のメンバーに伝えるアクティビティを実施しました。
これが意外と難しく、いかに日ごろのコミュニケーションを声に頼っていたかに気づきました。

前半パート
前半パートは、耳栓やイヤーマフをした状態で、チーム対抗でしっぽ取りを行ったり、ペアでドリブルの練習をしたりして、日常のコミュニケーションとの違いを体験しました。しっぽ取りでは、全員ビニールテープで出来たしっぽをつけて、チーム戦で制限時間の中で声を出さずにお互いのしっぽを取り合います。声がけが出来ない中で同じチームのメンバーにしっぽを取ろうとしている相手が迫っていることを伝えるかが難しかったです。どうしようか目で追っているうちに、相手の気配に気づかずに自分のしっぽが取られてしまった、ということもありました。
ドリブルの練習では、三角コーナーを避けながら、ボールを操り、仲井選手がビブスを頭上に掲げられたらストップ、というルールで行いました。しかし熱中するあまり、ビブスに気づかずにドリブルをし続けてしまうことも…。ビブスに気づいたメンバーから動きが停止して、最後全体が波のように停止していく場面が印象的でした。

後半パート
後半パートはイヤーマフや耳栓を着用しながら、より実践的にボールを用いてパスやシュートの練習をした後に、試合を体験しました。
試合では、聞こえない、声を出せない中でどのように「パスが欲しい」、を相手にアピールするか、「今パスを出すよ」、を相手に伝えるかに格闘しました。これまで体験したサッカーでは、ボールを持っているメンバーが相手チームのメンバーに囲まれた場面では、一生懸命に声を出して、後ろにフォローに来ていることをアピールします。
今回のデフサッカーでは、声を出してアピールが出来ない中で、いかに気づいてもらえるかが難しかったです。周りを見渡してみたり、動きを大きくしてみたり、と皆さん試行錯誤していました。質疑応答の時間では、デフサッカーの選手の方々も、口の動きや視線などを確認しながら意思疎通している、というお話を仲井選手から教えていただきました。

クロージング
最終的に本日の活動を通じて、それぞれが感じたことや日常生活において意識・実践したいことについて意見交換をしました。
ご参加いただいた皆さまからの声
💬 聴覚をテーマに、自分の事象に対する認知の仕方、それを他者へどう伝えるか、どう受け取られるかについて考える機会となりました。
💬 声が出せない中で、どのように相手が伝えたいことを受け取るか、自分が伝えたいことを伝えるかが難しかった。
💬 自分の“当たり前”は、別の人にとっての“当たり前”ではないことに気づいた。
💬 いつもの
・身体をぶつけろ!
・手をもって上手に使え!
・大きな声で呼べ!
というような「サッカー技術の上達」や「勝利」に主眼を置いた指導とはまた異なる世界観に触れられたことがとても新鮮だった。
💬 パッと見て分からないからこそ、相手が聞こえないことへの気づきが持ちづらい。これは日常のコミュニケーションでもあるギャップだと思う。自分の意図が伝わっているかどうかへの感度を大切にしたい。

改めまして、素敵なきっかけを頂きました仲井選手、渡辺コーチ、共にご参加いただいた方々、ありがとうございました!
おわりに
今回のデフサッカー体験を通じて、声に頼らない新たなコミュニケーションの形を学ぶ貴重な機会となりました。
今後もシェアリンクでは、社会とのつながりを深める活動を継続してまいります。
発行:HRインスティテュート ソーシャルチーム
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