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2025/5/28

新規事業を創出するための人材育成プログラム「XROSS(クロス)」のご紹介

新規事業を創出するための人材育成プログラム「XROSS(クロス)」のご紹介

日本企業の多くが抱える課題、それは「既存事業における変革」や「新規事業の創出」です。しかし、現状として日本では新しい発想が生まれにくい環境が存在しています。その背景には、以下のような要因が挙げられます。

・固定化した環境
業界や自社の既定路線が出来上がり、現状維持で事業を継続してきても大きな問題は起こらなかった。

・「正解」志向の強さ
失敗を恐れる文化が根付いており、試行錯誤を繰り返すことへの心理的なハードルが高い。

・新規事業の目的の曖昧さ
「この課題を解決したい」という具体的な種がないまま、「何か新しいことを始めなければ」という漠然とした動機で進められるケースが多く、実現しないままに終わる。

しかし、社会と経済の変化のスピードが加速するいま、多くの企業が「現状の延長線上ではない新しい価値を生み出す組織を目指す」という重要な課題に直面しています。
そこで、株式会社編集工学研究所と株式会社HRインスティテュートが共同開発したプログラム「XROSS(クロス)」が、新しい価値創出につながる機会をご提供いたします。

「XROSS」はDay1で思考を柔らかくして視野を広げたうえで、自社における価値の種を見つけます。Day1で見つけた種を検証して迎えるDay2は、価値の種を事業やサービスとして育てていくためのアクションに繋げていくプログラムです。

以下では、「XROSS」の特徴とプログラム内容をご紹介します。

1. 自己紹介から始まる、新しい発想法の体感

プログラムの最初のステップは「自己紹介」。一見シンプルなこのプロセスを通じて、自分自身の思考や発想、表現の仕方を体験的に学びます。この中で新しい着想方法を自然に体感し、腑に落とすことができます。 さらに、考えが行き詰まった際に思考を再び動かす思考法をいくつも学びます。連想ネットワーク、地と図、アナロジー、メタファーなど、思考の動かし方を体感することで、新しい事業やサービス・業務のアイデア創出にも役立てられるように練習します。

【受講者の声】

地と図の捉え方は創造力を養うとてもよい考え方だった。また、参加者同士の意見交流によって自分の視野の狭さに気づかされ、人と話すことの重要性も印象に残った。
(医薬品、40代男性)
初めの自己紹介のワークでは自分を何かにたとえて表現することがほとんどできず苦しみましたが徐々に頭が柔らかくなっていきワークについていける感覚を得ました。プログラムを通して、ブラックボックスだった思考を少しでも意識的に変化できたと感じました。
(コンサルティング、30代)


2. 壁を乗り越える発想法と、コンサルタントによるサポート

自分の原体験や価値観と事業の未来を重ね、自社における新しい取り組みを考える上では、壁にぶつかることは避けられません。その際、ファシリテーターであるコンサルタントが議論を活性化し、参加者に寄り添いながら進行をサポートします。

これまでの豊富な支援経験をもとに、具体的な事例を交えたアドバイスを提供。担当者自身の特性や事業の方向性に合わせたアプローチで、網羅的かつ創造的な議論を進めることが可能です。

【受講者の声】

自分と事業を重ね合わせるが新鮮。新規事業に自分の価値観という軸を入れ込むことが無かったので、価値観って新しいものを生み出す時に大事、自分を入れ込んでいいんだ、というのを感じながらやりました。
(メーカー、30代男性)
越境学習の効果やコンサルタントの方々のおかげもあり学びが多く、よく考えさせられる場になりました。
(旅行、30代)

3. 計算し尽くされた「雑多」な場での発想の活性化

プログラムの舞台となるのは、特別に設計された空間「本櫻(ほんろう)」。この場は、あえて「雑多」な情報が飛び交うようにデザインされています。 本の書名や視界に飛び込む多様な情報が、参加者の脳と心を刺激し、思考を攪拌(かくはん)。これにより、普段の環境では得られない新たな発想やコミュニケーションが生まれます。

4. 新しいアイデアの実検証に結びつける

Day1でそれぞれが持ち帰った「新しい価値の種」や「事業の価値創造における問い」を、仮説検証したり、新しい問いを見つけてDay2に臨みます。

Day2では、新しい価値の種を具体的なアクションに結びつけることがテーマの半日です。

新規事業の企画時に注目されているエフェクチュエーションの手法を使いながら進めます。ディスカッションでは、自分が持つリソースをお互いに提供し合いながら、どのようにテーマを検証できるかアドバイスをし合いました。

最後は、未来の事業ストーリーをつくり、次につなげる具体的な一歩を定めたうえで、お互いの健闘をたたえて、2日間のプログラムが終了します。

【受講者の声】

・これまでの癖で全てをコーゼーションで考えていたが、論点に合わせてエフェクチュエーションの考え方を活用したい。
(不動産、30代男性)
・今の自分に必要なものを頂いた。今まで「問いを立てる」をやってこなかった。意識的に問いが立てられたら、仕事だけでなく人生が豊かになりそう。ありがとうございました。
(医薬品、40代)

まとめ

「XROSS(クロス)」は、新規事業を創出するための発想法を学び、実践的なスキルを身につける場を提供します。自己紹介から始まり、壁を乗り越えるための方法論、そして計算された空間での思考の活性化を通じて、参加者が新たな価値を生み出す力を養います。

さらに、Day2では単なるアイデア創出にとどまらず、実際の事業の具体化に向けてアクションまで出せるプログラムとなっています。 新価値創造に課題を抱える企業の皆様、ぜひ「XROSS」をご活用ください。

関連コンサルタント

江口 瑛子

チーフコンサルタント

関連プログラム

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    編集工学研究所×HRインスティテュート共同開発:新価値創造異業種越境プログラム

  • 他流試合ワークアウト(越境学習プログラム)

    他社、異業種のビジネスパーソンと協働することで、ファシリテートスキルを磨きながら、普段のフィールドを越境することを疑似体験できるプログラム。

    ワークアウト 次世代リーダー 事業/戦略創造

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