ネパール記録 2日目 – 性被害者施設RAKSYANEPAL –
2018/4/10
性被害者施設~RAKSYA NEPALの明日へ向かう明るさ
その日の午後、私達は「性被害者の方の施設」を運営されている方のお話、そして、被害者の方の施設をRAKSYA NEPALを訪問しました。
迎えてくれたのは、校長のサビタ先生。なんと私と同じ31歳の若さ!

黄緑色のシャツを着てらっしゃるのがメヌカさん
まず、最初に、設立者のメヌカさんの話を聞きます。
彼女は母親のお腹に居る際に、父親が死去。そのため、お母さまが「誰の子だ?」と責められる事態となり、精神的に病んでしまい、早くに亡くなったそうです。
その後親戚を転々としますが、いつしかストリートチルドレンで物乞いをして暮らして行くようになります。
が、彼女は本当に努力家かのでしょう。そこから、歌手として仕事を得て、ショービジネスの世界に入っていきます。
しかし、ネパールのショービジネスの世界は、性産業と結びついていました。歌手やダンサーは、その後、一夜の商品として売買されることが多かったのです。
彼女がRAKSYA NEPALを立ち上げたのは、彼女が21歳の時。2004年からで、最初はその仲間たちと、でした。
現在、施設は10都市にあり、18歳以上の2350人と18歳以下の475人の助けになった実績があります。2015年ゴルカの地震の後、被害者が増えた、と言います。そして現在は家族からの被害を受け、施設に入っている子供が多いとのこと。
HRIメンバー全員、そういう方たちに状況を聞いて接したことが無いので、緊張しながらお伺いしたところ。。。。
出迎えてくれたのは明るい歌と歓迎のセレモニーでした。
全員の明るいスピーチと、踊りの発表。
びっくりしました。

笑顔溢れる歓迎セレモニー
RAKSYAネパールは、心をいやすプログラムの一環として、ダンスや歌などを取り入れて、明るい目標を持たせているそうなのです。そして、お客様があった時などに、披露する。そのメンバーに選ばれるか、などでも全員のモチベーションになっているそうです。
そんな彼女たちは「医者になりたい」「弁護士になりたい」と夢を語ってくれました。
性産業に対してのインパクトがあるため、この団体と立ち上げるための書類提出だけで1年かかったそうです。本来であれば、1日で終わる作業にも関わらず。
そんな中で、メヌカさんとRAKSYAネパールは戦っていました。
辛い目に遭っても、明るく振舞うことは出来る。明るい未来を描くことは出来る、とむしろ教えられた、と感じています。

ニュース
-
2023/11/6お知らせ
支援レポート : CLC Wat Arun( ワットアルン )vol.2
-
2023/10/22セミナー・研修
【New】【アーカイブ動画配信】2月6日開催【無料】セミナー
教育体系の作り方~新入社員から管理職まで -
2023/10/22セミナー・研修
【New】【アーカイブ動画配信】2月28日(水)開催 14時~
【 ストレングスワークショップ 】 強みを可視化する指標で成長する組織へ -
2023/10/14セミナー・研修
追加開催決定!!
【半日/4時間】オンラインファシリテーション力強化研修
2023年度開催 -
2023/10/10ソーシャル活動
【 ソーシャル活動 】ラオスに新校舎 ( 小学校 ) を寄贈しました!
-
2023/10/10お知らせ
【 ミライイ対談 】「あなたらしく生きていい」を社会へ、社内へ。
株式会社RICCI EVERYDAY 代表取締役 仲本 千津 氏 -
2023/10/6ウェイ活動
ビジョンハウス研修レポート もっと伝わる!書き方講座
-
2023/9/14お知らせ
【 掲載情報 】MIW通信53号 「 3人の育休パパの座談会 」
-
2023/8/23セミナー・研修
受付終了【アーカイブ配信/HRカンファレンス】10月27日(金)11時~12時
今までにない問いを見立て、新たな解決策を導く人材は創り出せる! -
2023/8/22ソーシャル活動
【 開催報告 】第29回 ビジョンハウス倶楽部