2025年ビジョンツアー 3日目 金沢大学 能登里山里海未来創造センター@金沢大学
2025/5/11
金沢大学 能登里山里海未来創造センター訪問
金沢大学では、2024年1月1日の能登半島地震の発生直後から、災害対策本部の設置や災害派遣医療チームの派遣など、安全の確保と復旧・復興に向けた活動を速やかに開始されました。
また、同年1月30日には「能登里山里海未来創造センター」を設置し、学術調査や復興支援を体系的に推進する枠組みを整備されました。(能登里山里海未来創造センターについて:https://notomirai.w3.kanazawa-u.ac.jp/)
私たちは、2025年3月13日に金沢大学に訪問させていただき、復興に向けた取り組みや、能登里山里海未来創造センターの活動内容について、お話しを伺ってきました。

● 復興に向けた金沢大学の取り組み(能登里山里海未来創造センターの設置)
能登里山里海未来創造センターでは、学術調査、こころのケア、医療支援、教育・ひとづくり、ボランティアの5つの側面から、地域、人々のサポートと、復興に向けた取り組みをされています。
また、人口減少や高齢化といった課題があるなか、能登の素晴らしい環境や伝統を活かして、価値の掘り起こしや地域イノベーションを起こすべく、対外的な発信にも注力されています。
震災に対する速やかな対応に感銘を受けたとともに、オール金沢大学の体制からも、地域への愛や復興に向けた力強い意思を感じる、貴重な時間となりました。
● こころのケアに関する取り組み
また、能登里山里海未来創造センターの取り組みのひとつである、こころのケアについて、KEYPATというチームを統括される吉川教授からもお話しを伺いました。
学生だけでなく、職員の方においても、半数近くが能登にゆかりのある方々とのことで、改めて、この震災が金沢大学にとっていかに大変なものだったかを感じました。そんな中KEYPATでは、すぐに学生・職員に向けたこころのケアを開始され、個の支援から集団の支援と、活動の幅を広げてこれらました。
また、被災者と支援者、両者への配慮をされるお言葉が非常に印象的でした。これから復興に向けて、被災者の方々はそれぞれのこころに区切りをつけていく、支援者の方々はそれを支える役目を持つ、と伺い、改めて、今回の石川県訪問にて、自分にできたことはあっただろうか?また、これから自分にできることはなんだろうか?と考える機会となりました。

● おわりに
講義の最後の質疑応答では、弊社メンバーから、「被災によって心が折れてしまった被災者の方にできることは何か?」「被災で離れ離れになり壊れてしまった人的ネットワークをどう取り戻すか?」「我々が中長期的に支援できることは何か?」など様々な質問が出て、議論が深まりました。その中で「特別なことをしなくても、ただ話を聞いてあげるだけで良い」ということを教えていただきました。
金沢大学での講義は、我々がビジョンツアーで体験して来たことの意味、意義を内省する非常に貴重な時間となりました。改めて今回お世話になった金沢大学のみなさまに御礼申し上げます。
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