株式会社HRインスティテュート（本社：東京都渋谷区、代表：稲増美佳子、以下HRI）は2019年1月21日（月）から22日（火）にかけて、企業の次世代リーダー人材育成に関する新たな取り組みである「他流試合ワークアウト～戦略的思考を強化する～」の第1回プログラムを、TKP東京駅前カンファレンスセンター（東京都中央区）にて実施いたしました。今回は、大手自動車メーカー、大手電子機器メーカー、大手素材メーカー等、日本を代表する6社から16人が参加し、様々な業種、企業に所属する受講者とともに、合計15時間半にわたり「戦略的思考」の強化に取り組みました。

受講者は3つのグループに分かれ、ミッション、ビジョンやリーダーシップ、外部・内部環境分析のフレームワークなどのインプットを経たのち、ネット通販や個人商取引の隆盛により収益に影響を受けつつある大手通販企業が活路を見出すための戦略を立案するという演習課題に対してグループごとに取り組み、最終的に戦略をまとめ上げプレゼンテーションを行いました。本プログラムでは、複数企業からの参加者がそれぞれの知見を持ち合い、会社や業界の枠を越えて議論し、ともに演習課題に取り組むことを通して、通常の社内研修では経験できない刺激や学び、気づきを得られることを特徴としています。

受講者からは「同世代の異業種の方々とのコミュニケーションを通して、自分にない発想や新たな視点に気づき刺激を受けた」「それぞれの会社の文化や育った環境の違いによる視点の違いを越え、総意としてどう着地点を見出すかという点に難しさとやりがいを感じた」「学んだ戦略についての考え方を自社内に実際に適用することで、普段の業務に役立てていきたい」といった感想が寄せられ、本プログラムのコンセプトである「他流試合」の効果に対して高評価が示されました。当日の受講者は、「会社を代表して取り組んでいる」というスタンスや意識を持って臨んでおり、休憩時間中にも積極的にコミュニケーションを図り、業界の違いからの学びや気づきを得ていたようです。

企業が継続的に成長を実現していくためには、社員一人ひとりが自社や自部署を越えた視野・視座・視点を持ち、既存の枠組みにとどまることなく考え、動くことが求められています。社内の仕組みだけでは解決の難しいこの課題に対し、HRIの「他流試合ワークアウト・プログラム」は受講者を社外の人材との協働によってアウトプットを出さざるを得ない環境にほぼ強制的に置き、より効果的に戦略的思考を鍛え上げることを通して一つの解決策を提示してまいります。なお、次回は2019年の夏〜秋ごろの開催を予定しております。

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