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ベトナムダナン進出 日本人インタービュー第2回(後半)〜IFV 柳田様〜

2016/5/2
筆者:松岡 泰子
 
みなさん、こんにちは。

 

前回は、IFV 柳田社長のインタビューということで、これまでの歩みをお伺いしました。 今回は、実際にあったエピソードなどを伺っていきます!( >>前半はこちら>>)

 

IFVのみなさん (一番右;柳田社長)

 

苦労話、エピソード

松岡)苦労したお話や、面白いエピソードを何か紹介していただけますか?

 

皆さんおっしゃるかと思いますが、時間とか精度の話ですかね。 うちは最初、リース工場の中で間借りしてスタートしたんですね。で、初日「インターネット工事が15時なので、その時間に事務所に入らせていただきます」って、そのリース工場の社長さんに連絡したんですよ。そしたらその社長さんがニヤニヤしてるんですね。ちなみに、社長さんは、すでにこの時点でベトナム歴5-6年という方です。 「(社長さん)日本人としては、15時に行くよねー」って言って笑ってるんです。そりゃね、行きますよ。なんなら15分前に。 ・・・てまぁ、業者は来ないわけです。2時間たっても来ない。ようやっと電話かかってきたと思ったら「明日に行きます」って。後でニヤニヤした社長さんに「ベトナムの洗礼だよ」って言われました(笑)。

 

松岡)時間や精度について、社員の方はどうでしたか?

 

僕は、最初の半年を教育に費やしました。時間や精度の考え方が違うのは、文化の違いなので、知らないだけ。教えればできることだと思いました。といいつつ、ベトナムの社会にいるわけですから、日本のようにカッチリする必要はないとも思うんです。ただ、僕らは日系企業なので「日系の文化理解も君たちに希望します」とはスタッフに伝えました。いきなり採用した日から変われってのは無理ですから、半年は教育期間と割り切っていました。 最初の半年、日本は精度が100でなければダメってことで、スタッフがあげてきた仕事をことごとく突き返してました。案の定、「柳田さん細かすぎる」って言われましたよ。そんなのベトナム人は分からないって。それでも、99.9でもダメなんだって厳しく突き返し続けました。そしたら、1年くらいたった頃には、向こうのほうがチェック厳しくなって。「柳田さん、これミスですよね。100じゃないですよね」って。今じゃ僕のメールの誤字脱字なんかも突っ込まれたりしてますよ(笑)。

 

松岡)そんなに厳しくしても、スタッフは辞めなかったですか?秘訣はなんでしょう?

 

はい。うちって異常に離職率低いんですよ。最初のスタッフが全員残ってるんです。理由が、、、僕もわかんないですけど。わりと厳しい企業(笑)。強いていうと、僕は彼らにかなり権限を委譲しています。それが理由かも知れません。

 

松岡)ベトナム人のスタッフに「あなたが決めていいよ」というと「私は決められません、決めてください」と言われませんか?

 

僕も最初そうでした。「それは柳田さんが決めることです」てよく言われました。僕、マネジャーと自分のアシスタント中心にしか、今は話をしません。ずっと彼らに言っているのは、永続的に続く企業にしたい、ということです。僕はベトナムが好きだし、IFVももっともっと大きくしたいと思ってることを伝えています。同時に、究極、僕は外国人だから、全部スタッフのことが分かるとは思ってない。だから「ベトナム人のことは、全部はわからん。」と言い切ってます。メンタル面とか特にね。だからこそ、そこのコントロールは君たち(ベトナム人のマネジャーなど)の仕事だよって権限委譲してるんです。ベトナム人のマネジメントは、ベトナム人に任せてるってことですね。

 

仕事をとってきたりするのは、僕が日本のやり方でやるんですが、ベトナムの文化とか、調和とか、ケアの仕方とか、あえて放棄してます。それは信頼できるメンバーに任せます。今、試雇用者の面接・採用も彼らに任せてるんです。本採用の時に初めて僕が会う。といっても、その最終面接も8割がた彼らに任せていて、僕が見るのは人相だけです(笑)。人相なら国籍は関係ない。人相や立ち振る舞いって、万国共通だと思います。こういう動きする奴はこうだ、みたいなのってだいたい分かるじゃないですか。真面目な人は真面目な、お調子者はお調子者の動きしますもん。人間の根本は同じです。

 

これから進出を考える企業への進言

松岡)進出を検討している企業の方に伝えたいことはありますか?

 

まず、最近のダナンの日系企業さんなんですが、イケてる=未来を見て来ている会社さんが増えている気がして、とても嬉しく思っています。業種問わずですが、以前はベトナム=「安い」というコストダウンの一点で進出してくる企業が多かった。僕は昔から「“安い”は5年で終わる」って思ってきた人間なんで。安くないけどダナンでお願いしようって思ってもらえるようなお仕事をしていかないと意味がないと常々思っています。以前は、こういうお話しをしてもあまり共感してもらえることがなかったのですが、最近ダナンに来られる企業さんは、こういう考え方を持っておられるところが多いですね。安いだけじゃない価値を見てらっしゃる。変わってきたと思いますよ。 だから、これから進出したいという企業さんとお話しする際も、この視点はもっててください、と言っています。安いのはすぐ終わるんで、次はどうする?ということまで考えてほしい。今はまだ「安い」っていう価値でスタートでもいいですけど、もう一歩考えながら一緒にやってきましょうって言ってます。だって、安いだけなら、次はバングラディッシュいって、ミャンマーいって、アフリカいって、、、って世界一周するのか?って話じゃないですか。そうじゃないでしょ、と。安いだけじゃない“+1”を考えてきてください、というのがメッセージですね。 その上で、ダナンは最高の街ですから、多くの企業に進出していただきたいです。ベトナム人は日本人が大好き。現在のダナンは中国・韓国勢が強いので、日本ももっとグローバルって言ってるわけですから、ここはひとつダナンに来てほしいです。ベストパートナーになれると思いますよ!

 

松岡)柳田さん、ありがとうございました!

 

<おまけ> 駐在者におすすめの店〜 柳田さんのおススメ!〜 Blossom Resort Danang(の露天風呂) http://www.theblossomvn.com/jpn/

 

ホテルなんですが、露天風呂があって宿泊客以外も利用可能。 日本人ならやっぱり、お風呂入ってビール飲んでって時間が必要ですから。南国で露天風呂とサッポロビールをぜひ!(By 柳田さん)

 

======= 「あ、どもー!」と登場する感じの、とても気さくでオープンな印象の柳田社長。意外にも社員の方には全くもって「ノットフレンドリ―」なんだそうです(笑)。仕事だけでなく人生全体で考えるとか、日系×ローカルで将来を考えるなど、絶妙なバランスで物事を捉えてらっしゃったのが印象的で、私としても大事な視点を頂いたように感じています。

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