やっぱりグローバルきています!

2016/6/14
 筆者:稲増 美佳子
 
この頃、大手エレクトロニクス系メーカー数社で、グローバルビジネスプログラムを実施しています。
この2−3年で確実に社内の定番プログラムとしてリピートをいただくようになってきました。
海外赴任者向けの真剣なワークアウト・プログラムは、正直まだ少ないです。
いまともかく増えているのが、できるだけ多くの社員に向けたマインド・チェンジが目的のプログラムです。この場合、1日(半日)が多く、対象人数も20名を超えるクラスになります。

 

はじめは、「海外なんて関係ない」という意思表示だった人たちが、1−2時間経過するとグローバル/海外を自分ごととしてとらえ始めます。
何回も質問による問題提起を繰り返し、未来の自分の働き方を想像し、海外へ向けての主体性を挽き出すことによって、グループ内の仲間同士で新しい化学反応を起こってくるのが目に見えてわかります。

 

「自分が海外赴任したらどうするだろうか」

 

現場を想像してイメージトレーニングする際には、日本の職場で自分の周りにもしも外国人がいたときに、どのような振る舞いやコミュニケーションだったら、もっと知り合いになりたい、と思うかを考えていただきます。

 

グローバル時代のプラチナ・ルールは「相手が喜ぶ(うれしい)ことをしなさい」です。
日本人はお母さんから「自分がされて嫌だったことは、人にしちゃダメ」と言われて育ちます。
一方、西欧のキリスト教文化では「自分がされてうれしかったことを人にしなさい」。
これが聖書の2つの黄金律(ゴールデン・ルール)の一つです。

 

相手が喜ぶことはなんなのか。相手を知ろうとして興味を持ち、違いを尊重して真似てみるこうした行動が相手に伝わると、双方に重なり合いのラポールがかかります。
人間は、やはり自分に興味を持ってプラスに評価してくれる相手に対していやな気持はしないです。

 

こうした万国共通の普遍的なルールを基本として、世界中のどこであれ、多様な背景を持つメンバーを束ねて、ゴールへ向けたチームにつくりあげることができれば、仕事がもっと価値あるものになり、楽しくなるでしょう。

 

「グローバル関係ないや」と思っている組織やチームこそ、意識が少し変わることで自分のキャリアビジョンも変わります。
ぜひ、一人でも多くの方が未来を世界に対して拓いていただきたいと願っています。

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