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ビジョンマガジン【特別企画編】vol.2 
今だから読みたい本

2020/6/8

 

今回「今だから読みたい本」をご紹介させていただくのは、
シニアコンサルタントの国友です!是非お読みください。

 

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◆今だから読みたい本~100選   シニアコンサルタント 国友秀基
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『いま、私たちは、試着室の中にいる』

 

 在宅勤務が続くある日、夕食中に見ていたテレビの向こうから
 こんなメッセージが飛び込んできました。
 これは最近の私のお気に入りのTVCMの1つで、
 登場するモデルの皆さんの素敵な衣装や笑顔に触れ、
 自然に笑顔になれたことを覚えています。

 こんなちょっとしたことに小さな喜びを感じている最近の私ですが、
 みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
 今回、本のコラムを執筆にあたって3つのことを考えました。

 

 1.本を読んだ方が、コロナ禍において勇気をもらえる本であること
 2.幅広いメルマガ読者のみなさんの、どなたにとっても読みやすい本であること
 3.本を読んだ方が、その意味合いを自分で解釈できる「余白」がある本であること

 

 その結果、今回ご紹介するのはこの本です。

 

『ドラッカー 100の言葉』藤屋伸二 著 (宝島社)

 

 ドラッカーといえば、経営に関わる数々の名著を世に送り出しており、
 みなさんの中にも、愛読者がいらっしゃるのではないかと思います。

 本書は、そうした数多くの名著の中から含蓄ある言葉が100ケース紹介されている本です。
 この本が出版されたのは2016年。

 私はこの5月のGW中、かつて購入したもののしっかり読めていなかった本を
 読み返していたのですが、この本はその中で私が「再会」を果たした本です。

 その際、裏表紙に書かれた言葉がいまの時期にピッタリだったので強く印象に残りました。

 

『企業や産業にとって脅威であるかに見える新しい事態にこそ、隠された機会が存在する。』

 

 まだ予断を許さぬ状況であるとはいえ、緊急事態宣言が明け、
 世の中は3~4月の頃とは少しずつ異なった様相を帯びてきました。
 1日も早く世界中のみなさんに素敵な笑顔が戻ることを願ってやみません。

 その時々に出版される本のタイトルにはそのまま世相が反映されますが、
 少し前まではスマホ、本、雑誌、TVなどのあらゆるところで
 「ショック」「危機」「崩壊」「脅威」「恐怖」などの強いトーンの言葉が溢れかえっていました。

 
 もちろん、来るべき不確実な将来に向けての危機感を持つことは
 とても大事なことではありますが、物事には両面の捉え方があるはずです。
 ピンチはチャンスと良く言われるとおり、この一連のコロナ危機から
 私たちが自らを進化・成長させるための機会であるとのポジティブなものの見方も
 同じくらい大切であると思います。
 本書はいつの時代にも色あせない原理原則に触れながら、
 私たちにポジティブに勇気を与えてくれる本であると思います。

 

 そして、この本をオススメする最もいいところは、
 「読み方を読者が選べる」ところです。先にもお伝えしたとおり、この本の特徴の1つに、

 

 ・本を読んだ方が、その意味合いを自分で解釈できる「余白」がある本であること

 
 というところがあります。本書は見開きの右側にドラッガーの言葉が、
 左側にそれに対する読者の解釈が書かれている、というのが基本構成です。
 一般的な「はじめに」「おわりに」なども存在していません。
 そして、そのことを活かすと、

 
 ①ドラッカーの考え方にあまり触れたことがない方、読書できる時間があまりない方
 ・右側・左側の両方を読む
 ・左側の筆者の解釈を読みながら知識を増やし理解を深める
 
 ②ある程度、ドラッカーの考え方を知っている方、読書できる時間が一定、ある方
 ・右側のドラッカーの言葉だけを読む
 ・左側の筆者の解釈にはあえて目を通さず、自分にあてはめて解釈しながら読む

 

 というように、自分に合わせた読み方を選択できるのです。
 ①②を読んで、「何かおかしい」と思われた方もいると思います。
 一瞬、矛盾しているように思えるかも知れませんが、この本は、

 

 ・文字を読む量を増やすと、短時間で読み終えることができる
 ・文字を読む量を減らすと、読書に時間がかかる(時間をかけることができる)

 

 という読み方ができる本なのです。
 以下は、私の個人的な意見ですが、この本は、

 

 ■「読ませる」のではなく、「考えさせる」本である
 ■本から「学ぶ」のではなく、本から「何を学びたいのか」を問われる本である
 ■「ドラッカー」と向き合うのではなく、「自社(自分)」と向き合う本である

 

 といった感覚でこの本との「再会」を楽しんでおりました。

 
 最後にもう1つ、本書にも登場するドラッカーの言葉を紹介します。

 

 『企業は、人間の質によって、つくられも壊されもする人間組織である。』

 

 ドラッカーの思想の根底には「人間尊重」があることがとてもよく伝わってきました。
 AIの時代といわれる未来も、恐らくこの原理原則は変わらないのではないでしょうか。

 

 さて、みなさん!
 「試着室」から外に出る準備はできていますか。
 この数か月間で、外の景色は劇的なスピードで変化したはずです。
 どんな服を着て、どんなオシャレをして、どんな生き方をしたいですか。
 「試着室」から出る直前に、この本で心の準備をしてみてはいかがでしょうか。

 

 外部リンク:『ドラッカー 100の言葉』藤屋伸二著(宝島社)

 

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