株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ代表取締役社長高田貴久様に
この先の「人材育成業界」展望とプレセナ社の進む方向性について講演頂きました

2021/4/9

2021年322日(月)ビジョンハウス研修

 

講師:株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ代表取締役社長 高田貴久様
テーマ:この先の「人材育成業界」展望とプレセナ社の進む方向性

 

弊社メンバーの学びの場である「社内勉強会(ビジョンハウス研修)」の内容を紹介いたします。
毎回素晴らしいゲスト講師をお招きし、弊社メンバーだけでなく、このページをご覧になった皆様にとっても学びや気づきを得る機会となることを願い、研修のポイントを公開させていただいております。

 

今回は、弊社と同じ人材育成事業を展開している株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ 代表取締役社長 高田貴久氏にご登壇いただきました。
高田氏は、外資系コンサル企業等を経て、2006年にビジネススキル研修、eラーニング、ビジネススキルアセスメント、教材開発・社内講師育成といったサービスを提供する教育事業会社、株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ(以下「プレセナ社」と表記します)を設立されました。
プレセナ社が現在の社会情勢をどのようにとらえ、どのような戦略を描いているかを、高田氏にフランクかつ、オープンにお話しいただきました。

 

1.講義テーマの背景
2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大により社会が大きく変わった年でした。研修市場においても従来の対面での実施が困難となる一方で、オンラインでの研修が劇的に増加しました。
研修のオンラインシフトにおいて、プレセナ社は、他社に先駆けてオンライン研修とEラーニングを組み合わせた展開をすることで、コロナ禍に合わせた戦略をとり、業績を拡大させました。私たちは高田氏がどのようなリーダーシップを発揮し、こうした局面を乗り越えたのか、また今後の展望をどのように描いているのかを学ばせていただきたいと考え、お時間をいただきました。

 

2.講義内容

□起業の経緯

(講演資料から抜粋)

 

高田氏自身、会社員時代に、上司や先輩、クライアント、投資家から、自分が作成したリサーチの分析結果や中期経営計画のプレゼンテーション資料に対して、「意味がない」「顧客に響かない」「レベルが低い」といった厳しいフィードバックを受けました。
しかし、いくら“悪い”と言われても“良い”状態が何かを理解しなければ、いつまで経ってもわからないままです。正解がわからないことにもどかしさを感じ、ビジネスをやっていくうえで必要なスキルやノウハウをまとめ、ビジネスのコツを人に教えていきたいという思いが高田氏に芽生えました。この体験が「『ビジネススキルの体系化と普及』を通じて企業の発展と個人の成長に貢献する」という1つ目のビジョンにつながったそうです。
また、転職するたびに、それまで蓄積されてきた経験やノウハウがリセットされることにもったいなさを感じられていました。加えて、定年前は「社長」「専務」と呼ばれて活力に漲っていた人が年齢(定年)で立場を失うことにも寂しさを感じていたことから、「頑張れる人がずっと頑張れる会社にしたい」という想いを抱き、『組織に関わる全ての人たちの、心のふるさとを創る』ことを2つ目のビジョンとしています。実際にプレセナ社には定年がありません。

 

□HRインスティテュートとのかかわり
高田氏は会社を立ち上げて間もない頃、思うように業績を伸ばせなかった際に研修業界をリサーチする過程で、「HRインスティテュート」を知り、丁寧にベンチマークされました。「講師はすべて正社員」「単発(1回)ではなく複数回実施」といった特徴を熱心に研究した結果がプレセナ社のその後の方向性にも大きな影響を与えた、と語ってくださいました。

 

□2020年業績
プレセナ社の業績は創業以来、順調に増加していますが、2020年は売上に占めるeラーニングの比率が大幅に高まりました。
プレセナ社は2012年からデジタル化を推進していましたが、コロナ禍でのオンライン化の流れをいち早くとらえ、海外拠点も巻き込んで迅速な対応を行いました。

 

□コロナ禍で高田氏が考え、行動したこと
高田氏はシンガポール政府の新型コロナウイルスへの対応状況からパンデミックの重大さを察知し、このままでは会社が立ちいかなくなる可能性もあることを周知し、早期に社員に対して「『もがいてくれ』というメッセージ」を発信しました。この対応は、リーマン・ショック時にあらゆる活動が後手に回り、方向転換の判断が遅れた反省から生まれたものだったそうです。
想定しうる最悪のシナリオを提示しながら、考え、実行することを社員に求め、アイデアと情報共有を促しました。社員一丸となってもがいた結果で生まれたアイデアはすべてがうまくいったわけではなかったですが、それまでと同じことを続けていたら売上は半減していただろうと振り返っています。
特にプレセナ社独自のオンライン学習メソッド「デーハイブリッド形式」(書かせるeラーニング)確立と経営資源の集中化は、研修市場におけるプレセナ社の確固たるポジショニングを実現させました。

 

 

□この先の展望

(講演資料から抜粋)

 

移動時間の短縮や、交通費や会場費が不要であることなど、オンラインのメリットは多く、人材育成のデジタル化は不可逆的であると高田氏は考えています。
2021年以降のプレセナ社としては、いかに学習コストを下げて世界中にビジネススキルを伝えていけるかにトライしていかれるそうです。さらには、小さい研修会社がバラバラと同じことをやっている、というのではなく、業界全体の最適化のために、業界再編にも取り組んでいきたいとおっしゃっていました。

 

3.結び
同じ業界に身を置く者として、世の中の流れを素早く正確にとらえ、行動に移す高田氏のお話から、強い刺激をいただきました。
プレセナ社とHRインスティテュートとの深いかかわりもお聞きできましたので、今後は協力できる分野は協力しながら互いに切磋琢磨して人材育成業界を盛り上げてまいりたいと思います。
講演をお聞きした後もメンバーからの質疑に丁寧かつ詳細に答えていただいたプレセナ社の高田氏ならびに荻野氏に心より感謝申し上げます。

記:後藤 優太朗

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