〜海外事業を担う上での2つの課題〜海外ビジネスプランニングを通して見えてきた共通項
2016/11/21
筆者:塚田 泰弘様々な企業から受講者が参加してくださり、各社の海外事業もその課題や進度、目標も様々でした。
そんな状況の中でも見えてきた、海外事業を担う上での「共通課題」を、今回は2つほどご紹介します。
(1)「グローバル」、の前に「リーダーシップ」
突然ですが、グローバルリーダーに必要なスキルは何でしょう?
語学力、現地への対応力、といったものが最初に浮かぶでしょうか?
「グローバル」という言葉に引っ張られがちですが、「リーダーシップ」はどうでしょうか?
海外事業を担うためには、前提として「事業を創り推し進める」力が必要です。
つまり、
- 広く世の中にアンテナを張り、機会と脅威を捉えること
- ビジョンを設定し、ビジョン達成に向けた問題特定〜原因分析〜課題設定を行うこと
この力が必要です。これはグローバルという要素を抜きにしても容易ではありません。 「グローバル」の前に、まずはリーダーとしての力を身に付けることが必要なのです。
(2)現地に埋もれなければ、異国の心は動かない。
いざ海外に赴任した時、現地の方々と協力関係を築くためには何が必要でしょうか?
それは「現地に埋もれる力」です。得てして現地のローカルスタッフは
日本からの赴任者に対し「どうせ数年で日本に帰ってしまう」と思いがちです。
その壁を乗り越えるためには、異文化を尊重し、ミスコミュニケーションを人種の違いのせいにせず、
相互理解を諦めないことが肝心です。そこに語学力は関係ありません。
現地で成果を生み出すための第一歩は「現地に埋もれる」ことなのです。
本研修は、リーダーシップスキルの習得と海外事業プランニングの二本柱でした。
マクロ環境分析からビジネスビジョン策定、自社の現状分析からテーマ選定、
事業計画までを各受講生が作成しました。
また英語プログラム「Simplish」では「失敗」の恐怖心を取り払うこと、
あの手この手で「伝えようとすること」を、身体を動かしながら実践的に学んで頂きました。
ある受講者は、自社で海外事業部が縮小される中、「それでもなお海外に出ていく」という強い意志を示し、
そのための組織体制を提案しました。
ある受講者は、インドへの強い想いを核に大手メーカーと組んで
競合に先んじた商品展開を行うプランを具体化しました。
グローバル化の姿は変容しつつも、その動きが止むことは当分ありません。
これからも「海外に出ていくんだ!」という強い想いを持った方々のご支援をさせていただきたいと思います!
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