シェアリングツアー2026 ラオス訪問

2026/2/1

1.はじめに

ラオス学校建設プロジェクトは、弊社とラオスで10年の活動実績を持つ学生団体「夢人-yumenchu-」が協力し、2022-2023年に実施したプロジェクトです。(【 ソーシャル活動 】ラオスに新校舎(小学校)を寄贈しました! – HRインスティテュート)

【 ソーシャル活動 】ラオスに新校舎 ( 小学校 ) を寄贈しました!

 

学校建設の支援をさせていただいた「バーンノーン小学校」を訪れたほか、JICAラオス事務所およびラオス日本センターで現地の取り組みや課題についてお話を伺いました。

本レポートでは、今回のラオス訪問の中でも象徴的だった
(1)バーンノーン小学校訪問
(2)JICAラオス事務所・ラオス日本センターでの面談
の2点に絞って、その様子をお伝えします。

ラオス_子どもたち

2.バーンノーン小学校訪問

2-1. シェンクワン県とは

バーンノーン小学校があるシェンクワン県は、ラオス北東部の山岳地帯に位置し、ビエンチャンから飛行機で30分ほどの場所にあります。都市の中心部と比べて開発はゆるやかで、穏やかな空気が流れる地域です。一方で、他国の企業によるレアアース採掘が進み、山肌が削られていく姿も目に入り、地域の抱える複雑な社会・経済状況も感じられました。シェンクワン中心部から山間部に車を走らせること約1時間。バーンノーン(ノーン村)に、バーンノーン小学校はあります。今回、当時のプロジェクトにてお世話になった現地コーディネーターのスーさん、そして建設会社のブンミーさんのご協力をいただき、再訪が実現しました。

 

2-2. 子どもたちとの再会

学校に到着すると、校庭から子どもたちの元気な声が響き、「サバイディー!(こんにちは)」という声があちこちから飛んできました。日本から持参したうちわセットを用意して、子どもたちと交流しました。子どもたちはHRIのステッカーを貼りながら、思い思いのうちわ作りを楽しんでいました。笑顔と賑やかな声に包まれ、言葉を超えた交流が自然に生まれていきました。

ラオス_子どもたち

また、当時のプロジェクトで校舎の壁に描いたHRIのロゴマークは、雨風でペンキが剥がれ落ちていました。そこで、今回の訪問ではそのロゴを新しく塗り直すことにしました。最初は少し離れた場所から様子をうかがっていた子どもたちが、筆を動かす私たちを見守りながら少しずつ輪に加わり、気がつくと一緒に作業を楽しむようになっていました。その光景がとても愛おしく、ツアーの中でも特に心に残るひとときとなりました。

ラオス_校舎

2-3. 校舎の現状と残る課題

バーンノーン小学校では、125名の生徒が新校舎で学びを深め、日々過ごしています。山岳地帯という立地の厳しさ、雨季の土砂被害など、学校を取り巻く環境は決して容易ではありません。そんな中で、子どもたちがのびのびと活動できる空間を確保することは、子どもたち、そして地域社会の未来において、非常に意味があることだと体感しました。今後も学校と対話を重ねながら、必要な支援や関われる部分について検討していきたいと考えています。

ラオス_日本センター1
ラオス_日本センター2

3.JICAラオス事務所・ラオス日本センター訪問

3-1. JICAラオス事務所

JICAがシェンクワン県で行っている地域開発の取り組みについて紹介いただきました。特に、現地有機農家の製品開発や販路拡大に向けた支援について詳しく教えていただきました。刹那的・一方的な介入ではなく、自走できる成長を前提とした支援の在り方に多くの気づきがありました。長期的な視点での支援が地域の自立につながるということが深く理解できました。

 

3-2. ラオス日本センター

ラオス日本センターでは、経営支援や人材育成を行うプログラムについて説明を受けました。ビジネス研修、起業支援、交流イベントなど、ラオス国内でビジネスの考え方を学び、実践する場として重要な役割を果たしていることがわかりました。教育支援と経済支援の両面からラオス社会の成長を支える取り組みであり、学校現場の課題と合わせて考えると、「子どもたちが将来進む先の環境づくり」にも広い視野で関われる可能性を感じました。

ラオス_JICA

4.おわりに

今回のラオス訪問は、子どもたちの笑顔に触れ、現地で活動する方々の言葉を直接聞きながら、「支援を続ける意味」について改めて深く考える時間となりました。バーンノーン小学校の明るい声、地域の方々の温かな迎え、そしてJICAや日本センターの皆さまとの対話から、ラオスの未来を共につくろうとする人たちの思いを強く感じました。HRIは、このつながりを一度きりのものにせず、これからも現地の皆さまと歩調を合わせながら、より良い未来につながる関わりを続けていきます。

以上

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