2017年5月18日 HRカンファレンス春2017にて
「どんな環境でも前向きに取り組むマインドを育てるチャレンジ・マインドセット・プログラム」
2018/3/7
今回は「どのような環境でもチャレンジできる人材の育成」というテーマでお話ししたいと思います。
なぜいま日本企業、そして日本人にチャレンジが必要なのでしょうか?
その背景には、「VUCA」というキーワードがあります。2016年のダボス会議であげられたキーワードですが、「Volatility(不安定)」「Uncertainty(不確実)」「Complexity(複雑)」「Ambiguity(曖昧模糊)の頭文字に由来しています。
過去の延長線上に答えが存在するとは限らずこれから先も物事が大きく変わり得るという考え方を総称して「VUCA」と呼んでいるのです。
こんな時代に、私たちはどのように仕事をし、存在意義を示していくのかが問われています。
世界には、ユニコーン企業と呼ばれる非上場ながら企業価値が10億ドル(日本円で約1200億円)を超えている有望なベンチャー企業が多く出ています。
企業価値の総額が、UberやAirbnbといった企業を擁するアメリカでは3102億ドル(同約37兆2000億円)にまで成長しています。中国では1138億ドル(同約13兆6000億円)で、シャオミなどが有名です。
企業単位でもアメリカと中国の企業が上位を占めていますが、日本は総額でもたった20億ドル(同約2400億円)です。先が見えない状況で、日本企業は自分たちのプレゼンスを世界に示すことが求められているのです。
![](https://www.hri-japan.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/1.png)
市場は国内に留まらず、世界へと広がります。製品やビジネスモデルの独自性、優位性は必要ですがグローバル展開で必要なのは「人財の育成」です。
海外でビジネスを展開できる人財とは、一体どういう人なのか?
実はその定義は曖昧で、企業によって様々ですが実は共通点があります。
それはこれを私たちは「グローバル・マインドセット」と呼んでいます。
海外で仕事をする上で必要なのが業務知識および語学力です。もう1つが「グローバル・マインドセット」なのです。
グローバル・マインドセットは、世界中どこでも成果を残すことのできる人が持つ特徴的な行動や思考とも言えます。
グローバル・マインドセットは3つの資本に分けることが出来ます。知的資本、心理的資本、社交的資本です。
知的資本は国際的知識と学習能力と定義でき、これは頭脳の部分です。
心理的資本は異文化への寛容さと変化への順応力と定義できます。
他の国の方々など、異なる価値観の相手への適応力がどの程度あるのかという点です。
社交的資本は自分とは異なる人々と信頼関係を築く能力です。
![](https://www.hri-japan.co.jp/wp-content/uploads/2018/03/conference2.png)
私たちは、グローバル・マインドセットをベースに、新入社員から管理職まで階層に応じた様々なグローバル人材育成プログラムをご提供しています。
最初にグローバル・マインドセットのアセスメントを行った上で、演習などを通して弱い部分を伸ばしていきます。
- 基礎となるビジネススキルは「英語版ビジネススキル」として、「ロジカルシンキング」「プレゼンテーション」「コミュニケーション」といったスキル研修を実施しています。
- 「異文化コミュニケーション/マネジメント」では、若手に関しては異文化環境でのコミュニケーションの取り方を、管理職に関してはコミュニケーションを通したチームのマネジメントについて学びます。
- 「グローバル・ウェイ」では、企業のグローバル展開にあたり、その企業らしさを海外に移植するためのベースを整えます。
- 「グローバルリーダー塾」は特に経営層が対象で、グローバルという広い視点で、経営層として複雑さが増した組織をどう取りまとめるのかを考えます。
「グローバル・マインドセット・プログラム」は、前述のGMIを活用したプログラムです。
アセスメントを通して客観的に自分を把握し、現状と目指すべきゴールとのギャップを明確にし、進むべき方向性を見出します。
プログラムの担当はGMIファシリテーターの有資格コンサルタントのため、的確なフィードバックが可能です。
また受講者に応じて日本語・英語どちらも対応が可能です。
「社員のグローバル化にあたり何をどうしていいかわからない」「海外赴任の決まった人にグローバルな知識と意識を持たせたい」といったお悩みに適したプログラムです。
日本は既に、そう簡単に成長が見込めない状況にあります。過去と同じことを続けていると、自分たちの存在意義が薄れてしまう可能性があります。
異文化環境など、現状と大きく異なる環境に敢えて身を置きチャレンジする必要があります。
そのためのスキルを改めて見える化し、伸ばす点は伸ばし、不足した点は鍛えて頂きたいと思います。
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