用語解説

自己資本比率

総資本の中の自己資本の比率。自己資本/総資本。自己資本とは、株主から出資された資金と内部留保金によって構成されている。それ以外の他人資本は、返済義務があるが、自己資本はない。金融機関が、この自己資本比率8%にこだわってきた。それは、BIS規制といって、この数値を超えないと国際金融業務ができないからだ。
しかし、そのレベルではない自己資本比率の低さが問題になっている。だから、大手銀行は、自己資本を1兆円規模で増資したり、自分よりも圧倒的に小さい銀行を買収して、自分の銀行を残さないでこの小さい銀行を存続銀行にして、自己資本比率を急激に上昇させるウルトラCを展開させている。安全性の基本が、自己資本比率である。

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