用語解説

リーダーシップ論の変遷

リーダーシップ論はマキャベリの『君主論』(1513年)にはじまると言われる。君主という言葉からわかるように、リーダーシップ論は当初、国、地域の統治方法を論じたものだった。ビジネス界でリーダーシップ論が語られるようになるには、企業組織が一般的になる19世紀後半まで待たねばならない。19世紀末から20世紀初頭に、ペンシルバニア大学(1881年)、ダートマス大学(1900年)、ハーバード大学(1908年)などでビジネススクールが開講され、ようやく経営者のリーダーシップが語られるようになった。
企業における初期リーダーシップの基礎とされるのは、マックス・ウェーバー(1864年〜1920年)の以下の3つのリーダーシップパターンだ。
 <マックス・ウェーバーのリーダーシップパターン>
  1.カリスマ的リーダーシップ
  2.家長的リーダーシップ
  3.官僚的リーダーシップ
カリスマ的リーダーシップは、リーダーの資質、人間的魅力により集団構成員の忠誠を引き出すもの。家長的リーダーシップは、封建的家父長制と同様の価値観で、集団構成員が家長の権威に服従するもの。官僚的リーダーシップは、組織構造や規則などによる権威に集団構成員が服従するものだ。いずれも封建的時代背景を色濃く残したリーダーシップパターンだ。
1938年レビンが児童を対象として「民主的」「専制的」「放任的」の3つのリーダーシップパターンの有効性を実験し、民主的リーダーシップがもっとも有効との結果を得た。
 <レビンのリーダーシップパターン>
  1.民主的リーダーシップ
  2.専制的リーダーシップ
  3.放任的リーダーシップ
1947年には、リッカートが監督者のリーダーシップパターンの研究(「ミシガン研究」)を行い、「仕事中心型」のリーダーシップよりも「従業員指向型」のリーダーシップの方が、高い業績をあげられることを証明した。ミシガン研究では、「原因変数」としてのリーダーシップが、「仲介変数」としてのモラールに影響を及ぼし、「結果変数」としての業績に至るという仮説が検証された。
 <リッカートのリーダーシップパターン>
  1.仕事中心型リーダーシップ
  2.従業員指向型リーダーシップ
以降もさまざまなリーダーシップパターンが提唱され続けている。日本では、三隅氏の「PM理論」がもっとも知られている。

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