用語解説

生成系人工知能(生成系AI、Generative Artificial Intelligence)

あらかじめ大量のデータ(テキスト情報、画像、音楽など)を学習させたうえで、新しいコンテンツを生成する能力を持った人工知能の総称で、「特化型AI」の1つ。

 

人間と同じように様々な役割を担うことができる「 (概念としての)汎用型AI」とは一線を画すが、文章や画像の生成に特化することで、完成度の高いコンテンツを生み出すことが可能となっている。

 

 

生成系AIの用途としては、

①対話(チャットボット)、

②イラスト作成、

③コーティング(プログラミング言語を使ってソースコードを作成すること)、

④情報収集とレポート作成

といった分野が有力視されている。

 

特に、①と②では、OpenAI社(米国にあるマイクロソフト社が出資するAI開発ベンチャー)が開発した「ChatGPT」(2022年11月公開)と「DALL-E 2(ダリ2)」(2022年4月公開)が先行している。

マイクロソフト社は2023年3月に自社の検索エンジンである「Bing」に、ChatGPTの言語モデル「GPT-4」を搭載したサービスを開始し、検索最大手のGoogle社の脅威となっている。

これらの生成系AIは開発・利用が先行し、法的な措置が後手に回っているが、G7やEUでは個人情報の濫用や軍事技術への転用を禁止するための検討が進められている。

一方で、生成系AIの活用の流れを完全に停止することは現実的ではなく、ゴールドマン・サックスが2023年3月26日に発表した報告書によると、「生成AIは世界全体で3億人分相当の仕事を置き換える可能性がある」との指摘がなされている。

 

 

 

 

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