用語解説

オフショアリング(offshoring)、オンショアリング(onshoring)

オフショアリングとは自国の業務を国外に移管することを意味し、オンショアリングとは国外に移管していた業務を自国に移管することを意味する。

 

 

・企業経営において正反対の意思決定を意味する言葉であるが、従来は人件費等のコストが高い先進国から、それらが安い新興国に工場を移管するオフショアリングが一般的だった。

 

・しかしながら、近年の地政学リスクの高まり(米中対立や侵略戦争を仕掛けた国に対する制裁など)により、サプライチェーンの安定化を図る目的も兼ねて、米国と日本の製造業を中心に、生産拠点を国内に移管するオンショアリング(「国内回帰」と表現されることもある)の流れが加速しつつある。

 

米国による中国の分断(デカップリング)やリスク低減(デリスキング)が開始された当初は半導体を筆頭に軍事転用可能な技術/製品が主な対象だったが、現在は自動車、空調設備、通信、飲料、食品加工、人材仲介など様々な業界に波及している。

 

 

 

 

 

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