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用語解説

SEDAモデル

SEDAモデルとは、一橋大学の延岡健太郎教授が提唱する企業が統合的価値を創出するための枠組み。機能的価値と意味的価値、問題提起と問題解決の組み合わせにおいて価値を創造する。

・機能的価値×問題提起=Science

・機能的価値×問題解決=Engineering

・意味的価値×問題解決=Design

・意味的価値×問題提起=Art

とし、それぞれの頭文字を取って「SEDA(シーダ)モデル」と呼ぶ。

 

一橋ビジネスレビュー 2017年SPR.64巻4号 「特集論文Ⅱ 顧客価値の暗黙化」(延岡 健太郎氏)を元にHRI作成

 

昨今の消費者マインドの変化に対して、依然としてモノづくり力のある日本企業は「機能的価値」を重視している。機能的価値とは商品の技術的な数字や仕様であらわされる。一方で、収益性の高い企業の多くは、「機能的価値」に加え「意味的価値」を付加している。

背景には、技術革新、モジュール化の進展により新規参入も容易になり、商品の機能や仕様が模倣されやすくなり、差別化が難しい状況になったことがある。そのために、消費者の感性や情緒に訴え選ばれるようになることが求められるようになった。

 

出典:日本政策金融公庫調査月報2017年12月「顧客価値イノベーションによる価値づくり経営」(延岡 健太郎氏)を元にHRI作成

 

近年大きくヒットする製品は、機能性はもちろんこと、それ以外にも消費者の使いやすさや優れたデザイン、明確なコンセプトが打ち出され、機能的な価値と意味的な価値が融合されている。便利さを選ぶ時代から自分らしさを選ぶ時代には、機能×意味の融合が必要になってきたということである。

「Science」「Engineering」「Design」「Art」の領域を組み合わせながら、機能的価値に加えて、意味的価値を増加させていくことで顧客価値を創る。

 

事例:ダイソン

ダイソン社は英国の家電メーカー。創業者であるジェームス・ダイソンは自身をデザインエンジニアと位置づけ、ユーザー目線での発明・改善を重視している。代表作であるサイクロン式掃除機は、「Engineering」で吸引力の変わらない機能的価値を創り上げ、「Design」で「見る価値」「使う価値」「所有する価値」を感性として創り上げている。

 

サイエンス&エンジニアリングという機能的価値にアート&デザインの意味的価値が融合し統合された価値となり、今後の新しい顧客体験の創造につながっている。

 

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